【投稿日 2020/04/16  更新日 2021/07/23】

メンズエステマッサージとは|やり方・種類・流れをまとめてみた!

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「触らない・触らせない・脱がない・舐めない」マッサージのみで高収入!といったメンズエステマッサージの広告をナイトワークの求人誌を中心によく見かけますよね。最近ではテレビや雑誌などで人気の副業として取り上げられることも多くなりました。

でも、メンズエステって具体的にどういったマッサージをするのでしょうか?「どうせHなマッサージでしょ…」といった口コミが溢れているのになぜか気になってしまう…。そんなあなたに向けてこの記事では、

  • メンズエステマッサージとは何か?
  • メンズエステマッサージの種類
  • 基本的なメンズエステマッサージの流れ

といった「初心者でもわかりやすいメンズエステマッサージ」をテーマに実際に店舗で働いていた元メンエスセラピストの筆者が解説していきたいと思います。

メンズエステマッサージとは

「メンズエステ マッサージ」と検索すれば、男性向けのフェイシャルエステやボディーメイキングを想像した方が何人かいるかもしれません。確かに同じメンズエステはメンズエステなんですが…

この記事で扱っている、高収入バイトと呼ばれるメンズエステマッサージは、癒し効果を提供するリラクゼーションが主な仕事内容になっています。

メンズエステは資格なしでも出来るリラクゼーションマッサージ

メンズエステはゆったりと空間で日々の疲れから解放され、アロマの香りを楽しみながらアロマトリートメント(オイルマッサージ)を施すといったリラクゼーションをウリにしたサービスです。

リラクゼーションを目的にしているので、セラピストとして働くためにマッサージの国家資格の取得などは必要ありません。あくまで、癒やしを与えるということに特化したサービスといえるでしょう。

【関連記事】メンズエステは資格が必要?新人・未経験が押さえておくポイントとは

セクシー衣装で行う密着マッサージ

癒やしを与える…というとなんだか少し卑猥な響きじゃありませんか?実際はアロマオイルやローションを使用して身体のラインや筋肉に沿うマッサージのようなもので、アロマトリートメントと呼ばれています。(ここからはアロマトリートメントを省略してマッサージと呼びますね)

高収入といわれるのには理由があり、エステサロンのような作務衣などの地味な衣装ではなく、セクシーなワンピースなどを着てマッサージをするんですよね。マッサージもエステサロンで行われているアロママッサージと比べると少し密着性を意識した「密着マッサージ」が中心になります。

【関連記事】メンズエステの衣装は過激?メンエス嬢の服装が気になる!

性的サービスなしのマッサージ

密着性のマッサージ…と聞けばフェラとか手コキなどのヘルスマッサージ?と考える人も多いようですが、メンズエステは風俗サービスではありません。分かりやすく言えば、本番やフェラや手コキなどの射精に導くサービスだけではなく

  • 男女ともに着脱行為禁止
  • もちろんお触りも厳禁
  • 性を連想させるような行為もダメ

と性的サービスは全般に禁止されています。理由は単純で今流行しているメンズエステ店は風俗届けを出して営業しているわけではないのです。

ということは、金銭の受け渡しがある性的なサービスは売春行為にあたるので、お店が売春の斡旋をしている仲介業者として逮捕されてしまうんですね。

最悪の場合は営業停止などの処分も考えられるため、メンズエステは健全なマッサージ店と考えるのが一般的といえるでしょう。

【関連記事】グレーな非風俗メンズエステ|違法な性的サービスは本当にないのか?!

メンズエステマッサージの種類とは

では、具体的にはメンズエステではどういったマッサージが使用されているのでしょうか?初心者から本格派まで愛用できる簡単で癒し効果が高い、ボディートリートメントを中心にさまざまなマッサージ方法が愛用されています。

指圧によるもみほぐし

まず代表的なサービスとして筋肉や繊維に沿って疲労した身体を癒すもみほぐしを行います。指の圧を使いながら指圧マッサージのようなイメージで身体全体をもみほぐしていきます。(マッサージは国家資格が要るので一般の人はできません)

痛みを伴うような場所は避けて、しっかりと手技を駆使しハンドトリートメントをしていきます。リンパからリンパを流していくようなイメージで、軽くもみほぐすのがポイントです。

ストレッチ

タイ古式マッサージは民間資格になるので、それに似たストレッチをメンズエステの施術で用いることが多々あります。手・腕・肩を中心に伸ばしたり、パートナーストレッチを行うことでデスクワークやお仕事で凝り固まった筋肉をほぐしてあげましょう。

アロマトリートメントマッサージ

アロマオイルなど香りの豊かなアロマやローションなどを身体に塗布して全身の血流を意識して流すようにボディートリートメントしていくマッサージ方法です。

メンズエステでは最も多用される、マッサージのやり方でうつ伏せ・仰向け・横向きなどさまざまな角度からリラクゼーションマッサージを楽しんでもらいます。

パウダーマッサージ

ローションやオイルのベタつきが苦手…というお客さんにはベビーパウダーを代用してトリートメントしていく、パウダーマッサージという方法があります。

オイルマッサージと違い、もみほぐし中心ではなく触れるか触れないかのフェザータッチが人気の秘訣。オプションとして別途料金が発生するお店もあります。

密着マッサージ

メンズエステ独特の少しセクシーな密着マッサージ。密着マッサージの由来もストレッチと同じようにタイ古式マッサージが発祥です。

有名な技でいえば男性の腕をストリップのポールに見たてて、手首の少し上あたりから二の腕あたりにかけてオイルマッサージの要領で、流してあげる「ポールダンス」など。

メンズエステマッサージでは欠かせない技術でマッサージタイム後半の大技として使用されることが多いです。

洗体マッサージ

一部のお店では天然由来のボディーソープにローションを混ぜて背中から全身の筋肉に沿って、塗布していく洗体マッサージというトリートメント方法があります。

男性は髪パンツ着用で、部屋にシャワーが付いている店舗型のメンズエステ店で行われることがほとんどなので主流のサービスとは言えませんが、専門店が存在するくらいリラクゼーション効果の高いサービスです。

ディープリンパマッサージ

本来のディープリンパマッサージはリンパの奥深くを刺激して、男性の機能回復を狙う回春マッサージの一つです。しかし、メンズエステ店におけるディープリンパマッサージと呼ばれる施術は、足の付け根にある鼠蹊部を入念にトリートメントするといったマッサージ方法になります。

鼠径部マッサージはメンエスにおけるフィニッシュサービスのようなものなので、色んな種類の手技を覚えておくと重宝しますよ。

メンズエステ基本マッサージの流れとは

メンズエステ店のセラピストはいったいどのような流れでお仕事をしているのでしょうか?基本的なメンズエステマッサージの流れを紹介していきたいと思います。

お茶出しとカウンセリング

お客さんが来たら出迎えて、まずお店に電話しお客さんから指定時間の料金を受け取ります。まずは、お茶出しをしてカウンセリングを始めましょう。「どんなマッサージが好きですか?」「凝ってる部分や痛みのある部分はあるますか?」といった会話で、それとなく聞き出しましょう。

マッサージ前の洗体

マッサージ前にまず身体の汚れを洗い流してもらう為にシャワーを浴びてきてもらいます。メンズエステマッサージは全身をアロマオイルでトリートメントするマッサージが主流です。

服を着たままだとベトベトに汚れてしまうので、お店で用意している紙パンツを着用してもらうように促しましょう。

紙パンツとタオルをお客さんに手渡し、シャワー中にメンズエステマッサージに使用するオイルなどを予め準備します。

背面のアロママッサージ

お客さんがシャワーから出て来たらメンズエテマッサージスタートです。まずは施術時間に合わせて時間配分を設定します。90分コースだと前後の洗体時間を含めて、マッサージタイムは実質60分前後。タイマーを見ながら時間配分を意識します。

脚の部分からふくらはぎや腰にかけて上半身に向かっていくかんじでマッサージしていきます。手の平を正面に縦にリンパを流してあげたり、横にほぐしてあげたりと手の位置を変えるだけでアクセントになります。

腰の辺りまで来たら背面から手を回して密着マッサージや、四つん這いになってもらい鼠蹊部マッサージなどお店のハウスルールに従いながら施術していきます。

仰向けのアロママッサージ

背面のメンズエステマッサージが終わったら仰向けになってもらいます。仰向けは背面の逆手順で首や肩からはじめ、ピークを鼠蹊部の密着マッサージに持ってくるように時間配分すると良いでしょう。

首や肩から順にオイルを塗布してあげてください。仰向けのトリートメントは基本的に力をいれないフェザータッチが好ませれます。上半身はとくに骨や筋肉が沢山あるので揉み込まないように丁寧に注意しましょう。

横向きのアロママッサージ

仰向けのアロマトリートメントが足の付け根まで終わると横向きになってもらい、鼠蹊部を中心にトリートメントをするディープリンパを行います。

ディープリンパはお店でオプション設定されていたり、禁止されていることもあるので確認しましょう。

尚、メンズエステの一連の流れはあくまで初心者を意識したやり方です。仰向けと横向きは手順が逆のセラピストさんもいますし、いったん横向きで上腕部のストレッチでほぐしてから最後にもう一度横向きでディープリンパや密着マッサージなど臨機応変に対応してもらえたらと思います。

マッサージ後の洗体

予め設定していたタイマーが鳴ると施術終了です。マッサージで汚れた身体をシャワーで洗い流してきてもらいましょう。セラピストはその間に部屋やマッサージ道具を片付けます。施術で付着したオイルなどを拭き取り、お客さんがシャワーから上がってくるのを待ちましょう。

お茶出しとアフタートーク

お客さんがシャワーから上がってきたら送り出す前にお茶をお出ししましょう。施術終了後はアフタートークでしっかりと心を掴み、本指名に繋がるように心がけましょう。

メンズエステの具体的な仕事内容については下記の記事を参考にしてみてください。

【関連記事】メンズエステの仕事内容とは|ヌキはあり?なし?徹底調査してみた!

メンズエステマッサージが上達するやり方

メンズエステマッサージは素人でもできるアロマトリートメントですが、やればやるほど奥深いマッサージ方法です。技術は直接の稼ぎにも繋がりますし、ヌキを目当てにしているお客さんを黙らすのも技術で変わってきます。

最後にメンズエステマッサージが上達するやり方を伝授しましょう!

流れを意識してピークを作る

メンズエステマッサージで悩んでいる女の子の多くは、「時間の配分」のについて悩んでいるかと思います。メンズエステはヌキありの風俗サービスと違い、「射精」というわかりやすいゴールがあるわけではありません。

お客さんの心をつかまえるためには、飽きさせない技術が必要です。まずは全体の流れを意識してピークを作るように意識しましょう。

「鼠蹊部マッサージをゴールにするのか?」「密着マッサージをゴールにするのか?」などお客さんの反応を見ながらピークを作りだし、サービスにメリハリを持たせることが上達への近道といえるでしょう。

定期講習会に参加する

ピークを作れ…と書きましたが一体どこがピークか分からないというセラピストは定期講習会に参加するのも一つの手です。

定期講習会とはセラピスト同士が集まりプロの先生を招いて、お互いに実技マッサージを披露したり意見を交換する勉強会の場です。

定期講習会のメリットは「気持ち良い」と「気持ちよくない」がはっきりと理解できるところにあります。プロのエステに通ったら気持ちいいだけで、「いったい何が良かったか?」ということが具体的に見えにくいです。

良いところと悪いところのサンプルを集めて、良い部分のみを実行していくことがマッサージ技術の上達には不可欠です。

資格をとる

実際に体験して技術を習得するのも悪くないですが、学術的な観点から勉強をするのも上達に繋がります。あんまやマッサージは国家資格ですが、他にも民間資格クラスならいくらでもあります。もちろん筋肉やツボといったポイントを自主勉強で抑えることもメンズエステマッサージを学ぶうえで大きく役立つでしょう。