風俗嬢とピル|ソープやヘルスの子はなぜ飲む?避妊薬の種類や副作用が知りたい!
風俗のお仕事の悩みのひとつと言えば急な生理で仕事を欠勤してしまったり、生理不順によってシフトを提出する際に予定が立ちにくいというもの。
そんなときに便利なのがお薬を使って生理を止めるピル(経口避妊薬)ですが、なんだか副作用やリクスも高そうに感じますよね。
そこで今回は、ソープランドやヘルスで働く風俗嬢の女の子がピルを飲むメリットとデメリット、ピルの種類などについてまとめてきました。
目次
ソープやヘルスの風俗嬢がピルを飲むメリットは?
そもそも風俗嬢の女の子は「避妊」を目的にピルを飲んでいると思っている人も多いと思いますが、実際にはそれだけではありません。
出勤日をコントロール出来る
風俗店で働く女の子にとって、自分の出勤日や生理が始まったことによる早退での罰金は自分の売り上げを下げることにもなるため生理予測をきちんと管理する必要があります。
ピルを服用すると生理の周期を自分でコントロールすることができるため予定が立ちやすく、出勤日を決めやすかったり予定に合わせて生理を早める(または遅らせる)ことができます。
また、途中で生理がこないかという心理的な不安やストレスもなくなるので飲み続けているという女の子もいるようです。
万が一の時の避妊効果のために服用
コンドーム着用(ゴムあり)店のソープランドの女の子たちにとって悩みの種とも言えるのが万が一コンドームが破れてしまったときの緊急時です。
ちなみに、コンドームが破れて避妊に失敗したときは婦人科へ行って「膣内洗浄」をやってもらうのですが、そのときにも緊急避妊法としてピルが処方されます。
ゴムが破けるハプニングに備えて毎日忘れずに飲むことで日頃から避妊効果が期待でき、望まない妊娠を防ぐことができるため安心です。
生理痛や月経前症候群などを軽減する目的がある
この記事を読んでいる人の中には、生理痛や月経前症候群に悩まされている女の子も多いのではないでしょうか。
ピルを内服することで女性ホルモンの安定をはかることができるので、ホルモンの急激な増減によって起こる生理痛や月経前症候群の対策をすることができます。
また、生理時の出血量も減る、長引きがちな生理が早く終わるなどのうれしいメリットもあります。
さまざまな病気予防に繋がる
ピルを飲むことによる薬の影響は生理周期だけではありません。
薬の力で排卵を止めることで様々な病気の予防やリスクを減らす効果も期待できると言われています。
貧血予防
月経が多くなりすぎることで起こる貧血予防にもピルは一役買ってくれます。
ピルを服用すると薬作用で生理期間を集中的に引き起こし、1回の生理期間が4〜5日ほどの長さになります。
それによって過多月経を改善することにもなり、長期的に服用することで直接的な貧血予防にもなるのです。
子宮に関する病気
女性にとって怖い病気と言えば子宮系の婦人病ですが、ピルの服用で子宮筋腫の縮小効果が期待出来たり、卵巣ガンや子宮内膜がんの予防にも繋がるという研究報告もあります。
また、子宮内膜症や良性乳房疾患などの予防にも役立つと言われているので、ピルを飲むことによって知らず知らずのうちに将来の病気のリスクを回避することができるのです。
体毛が薄くなる
腕や脇、すねなど、身体に生えるいわゆる”むだ毛”の濃さは女性ホルモンと男性ホルモンのバランスによって大きく影響を受けます。
ピルを飲むことによって女性ホルモンを外部から摂取し、男性ホルモンよりも優位に傾かせる作用で体毛が薄くなることがあります。
女性にとってむだ毛の悩みは誰もが一度は悩んだことがあると思いますが、ピルを正しい用量で長期間服用することでだんだんと毛が薄くなっていく人もいるようですね。
ニキビ予防
ニキビができるメカニズムは男性ホルモンが作用している皮脂の過剰分泌、ストレスや生理前のホルモンバランスの乱れから引き起こされる大人ニキビ(アダルトにきび)など、原因はさまざまです。
ピルの服用で女性ホルモンを優位に立たせ、月経前のイライラや不安感などの心的ストレスを軽減させることでニキビや大人ニキビ、肌荒れや吹き出物の予防をすることもできるのです。
風俗嬢がピルを飲み続けた場合に起こるデメリットは?
ピルを飲んだ際のメリットばかりを見ているととても魅力的に感じますが、ピルもお薬の一種なので当然デメリットやリスクも伴います。
副作用が起こる
ピルを飲み始めてすぐに感じるのが副作用による吐き気や胸のハリなどの副作用です。
特にピルを初めたばかりの身体はつわりのような吐き気を伴うことが多く、せっかく飲んだピルを一緒にもどしてしまうなどの悩みも。
ただ、自分の身体に合ったピルを処方してもらい、医師の指示に従って用法用量を守れば副作用の可能性も少なくなります。
飲み忘れによる妊娠のリスク
ピルにはさまざまな種類のお薬がありますが、どのお薬も飲み忘れをしてしまうとピルの避妊効果がなくなり、望まない妊娠の危険もあります。
同じ時間に飲む・決まった量を飲む・決まった日にちから服用開始をするなどのルールも多いですが、実際にはコンドームやペッサリーよりも避妊効果が高いのがポイントです。
飲み忘れを繰り返していると予期せぬ生理が来てしまったり、避妊の失敗リスクも高くなるため、医師の指示通りに毎日決まった時間を作って1シートを最後の日までしっかりと飲みましょう。
血栓症のリスクが高まる
ピルを処方してもらうときには血圧を測り、喫煙の有無や1日に吸うタバコの本数を質問されます。
というのも、ピルを服用することで血栓症になる確率が飲まない人に比べて3〜5倍上がると言われているからです。
特に35歳以上でタバコを1日15本以上吸う人には処方を制限する病院もあり、ピルを飲み始める場合は減煙をするか禁煙をする必要があります。
子宮頸癌のリスクが高まる
子宮系の病気の予防になると言われているピルですが、5年以上の長期服用を続けることで子宮頸癌のリスクが高まります。
特に若いうちは進行が早い病気なので十分に気をつけることが大切です。
ピルを処方してもらう場合は5年以上の連続的な服用を避け、子宮頸癌の定期検診を受けて早期発見ができるように備えましょう。
風俗嬢が飲んでいるピルの種類は?
一言で「ピル」と言ってもその種類はさまざまで、日常的な避妊効果のためのピルや緊急避妊用のピルなど、同じ薬でも用法・用量が全く異なります。
低用量ピル
低用量ピルは、薬の中に含まれる女性ホルモンの量が他のピルに比べて少ないため、副作用のリスクも少ないのが特徴です。
ピルを飲むのが初めてという人でも飲み始めやすく、保険適応のものもあるためランニングコストにも優れています。
低用量ピルには
● 第一世代の低用量ピル
● 第二世代の低用量ピル
● 第三世代の低用量ピル
● 保険適応の低用量ピル(第四世代)
この4つのグループに分けられ、第一世代、第二世代、第三世代、保険適応で薬の特徴も変わってきます。
ピルの種類 | 特徴・メリット | デメリット |
第一世代の低用量ピル | 出血量の軽減だけでなく、子宮内膜症の予防・治療効果や月経前症候群(PMS)の軽減にも効果的です。 | 他のピルに比べて少し不正出血を起こす可能性が高い |
第二世代の低用量ピル | 不正出血が起こりにくく、生理周期を安定させやすい。 | 特になし |
第三世代の低用量ピル | 男性ホルモンの作用を抑制を高めるため、ニキビ予防やむだ毛の悩みにも効果が期待出来ます。 | 長期間の服用によって抑うつや性欲低下の可能性も高くなる |
保険適応の低用量ピル
(第四世代) |
子宮内膜症や月経困難症の改善が目的で処方されるため、保険が適応されます。 | 病気の症状がなければ処方されにくい |
それぞれのメリットやデメリットを挙げてみましたが、特にどれが一番優れているという選択肢はなく、価格の違いや自分の身体との相性で決めてみなければピッタリのピルを見つけることはできません。
また、第二世代のピルは特別目立つデメリットはないものの、自分の身体に合わなければ無理をして飲むことはないので、同じ第二世代の他のピルをためしてみたり、どうしても合わない場合は第一、第三を試してみるのがオススメです。
ピルの種類と名称一覧 | |
第一世代の低用量ピル | オーソM
シンフェーズ |
第二世代の低用量ピル | トリキュラー21、トリキュラー28
アンジュ21、アンジュ28 ラベルフィーユ21、ラベルフィーユ28 |
第三世代の低用量ピル | マーベロン21、マーベロン28
ファボワール |
保険適用の低用量ピル | ルナベルLD、ルナベルULD
フリウェル配合錠LD、フリウェル配合錠ULD(共にルナベルのジェネリック医薬品) ヤーズ、ヤーズフレックス
|
「21」や「28」と書かれているピルは休薬(偽薬)と呼ばれる成分が一切入っていないお薬を飲むかどうかで自分の好みの種類を選びます。
ピルは毎日の日課として定期時に飲み続けなければ飲み忘れにも繋がるので、初めて服用する人は休薬がついている1シート28錠のほうを選ぶと、毎日の習慣としてピルを飲むことに慣れてくるのでおすすめです。
中用量・高用量ピル、アフターピル
中用量ピルは低用量に比べて薬の成分が強く、飲み方次第ではアフターピルとしても使えるため緊急避妊薬にもなります。
また、生理不順や月経痛の軽減を目的として使用される薬でもあるため、生理痛や月経前症候群(PMS)で悩んでいる人には効果的なお薬のひとつでもあります。
ただし、成分が強い分吐き気やだるさなどの副作用が出やすい人も多く、相性が悪い場合は無理に服用することもなさそうです。
生産国 | 中用量ピル・高用量ピルの名称一覧 |
日本製ピル | プラノバール配合錠
ソフィアA配合錠、ソフィアC配合錠 |
海外製ピル | Ovral G(プラノバールジェネリック) |
アフターピル
「アフターピル」や「モーニングアフターピル」と呼ばれる緊急避妊を目的としたピルもあり、普段はピルを飲んでいない人で避妊に失敗してしまった場合に服用するお薬です。
避妊効果を発揮させるには時間との戦いになり、医師の指示通りに飲まなければ避妊失敗となるため必ず病院に相談しましょう。
まとめ
ピルはどうしても飲まなければいけないというものではありませんが、風俗のお仕事をする時に生理周期を自分でコントロールできるのは最大のメリットと言えます。
また、生理周期を調整する以外の効果だけでなく、病気の治療や予防薬としての効果やデメリットもあるため、自分にピッタリのピルを見つける上で見比べて、お医者さんにしっかりと見極めて貰いましょう。