一昔前までの風俗業界のイメージといえば、「勤務している女性は”シャブ漬け”(覚醒剤の中毒)にされて働かされている」という噂が流されるほど裏社会のレッテル貼りをされていました。しかし最近では、お店も女性キャストもクリーンで健全な組織を目指し、薬物中毒者の排除や性病予防を徹底しています。
この記事では、現在の風俗業界の薬物に対する取り組みをご紹介します。「危険ドラッグが身近な業界なの?」と不安を抱いている子はぜひこの記事を読んでみてくださいね。
目次
風俗勤務だと薬物検査が必須?
結論から言えば、風俗店は経営側として薬物使用者を雇うのを嫌います。その理由はさまざまありますが、一番の理由としては「厄介事に巻き込まれたくない」というのが大きいでしょう。そのため、勤務している女性たちが危険ドラッグや違法薬物に手を染めていないかを定期的に検査をし管理を行います。
薬物検査への協力は下手をすると性病検査よりも厳しく、提出できない子はクビを言い渡されることもあります。そのため、薬物検査を実施しているお店では薬物検査は必須です。ただし、店舗によってはそもそも薬物検査をしていないお店もあります。その場合はわざわざ自己申告で薬物検査の結果を出す必要もないため、必須ではありません。
風俗嬢への薬物検査は抜き打ち?
薬物検査を実施しているお店であれば、ほとんどのお店が抜き打ちで薬物検査を行います。事前告知はないため「○月中に実施する」「今日の勤務時間後に行う」などの前情報は一切ありません。
一般的な抜き打ち検査の流れは、待機中か出勤直後や退勤前の数分間に突然、「薬物検査に協力してほしい」と声をかけられるパターンが多いようです。
風俗の薬物検査はどんな方法でするの?
風俗店で実施される薬物検査は尿検査が多く、違法薬物や危険ドラッグなどに対して厳しい取り締まりをしているお店では稀に髪の毛を採取して検査機関に提出することもあります。
ほとんどの風俗店は自前の店舗や事務所を構えているので、その建物内にはお手洗いや個室トイレが設置されています。待機部屋や更衣室でお店のスタッフから源氏名が書かれた紙コップを渡されるので、お手洗い付近までスタッフと一緒に行き、指定された紙コップに尿を取ります。採取した尿をスピッツ(スポイト状の試験管)に入れるように指示をされるか、紙コップごと提出するように言われます。
最初はいつも顔を合わせる男性スタッフに尿入りのコップを提出するのに心理的な抵抗があるかもしれません。でも、お店に勤務している女性から危険な薬物を遠ざけるために実施してくれているので、恥ずかしさを横において薬物検査に協力してあげてくださいね。
風俗は薬物や危険ドラッグが蔓延してる職場?
「風俗業界=裏社会」というイメージが浸透していた時代、薬物依存になってしまった女性が覚醒剤や違法ドラッグを購入するための資金稼ぎとしてソープランドなどの高収入のお店で働いていたことは確かにありました。でもそれは今ではもう古い時代の過去のはなし。現在の風俗店に従事している男性も女性も薬物中毒者と分かれば即解雇を言い渡される時代です。
また、ドラッグを販売する売人(ディーラー)などから大切な女性キャストを守るために、危ない・怪しいお客さんを見つけ次第、要注意人物としてお店への出入りを禁止にしています。「風俗業界は薬物にルーズ」というようなネガティブなイメージを持っている子にも安心して働いてもらえる環境作りに励んでいるお店のほうが実際には多いんです。
まとめ
風俗業界は表社会とかけ離れた人種が従事していると勘違いされがちな職業ですが、働いている女性たちはクリーンでいたって”普通”の女性が多いです。
悪い芽を早めに摘めるようお店側も抜き打ちで尿検査や毛髪検査を行うことがありますが、自分自身も安心して働ける職場作りのためにできるだけ検査に協力してあげてくださいね。