SNSなどを覗いていると稀に見かける「客の子供を妊娠した」という投稿。風俗業界の中でも特に妊娠リスクの高いソープランドに勤務している子にとっては他人事ではありません。
望まない妊娠を予防するためにも、しっかりとした知識を身につけることは大切です。この記事では、妊娠リスクや予防策はもちろん、まんがいち妊娠が発覚してしまった時に取るべき対応もまとめてみました。
目次
ソープで妊娠するリスクはある?
ソープランドは高級店や大衆店などお店のグレードに関係なく、ほかの業種よりも妊娠してしまうリスクが高いです。しかし妊娠を回避する方法はたくさんあり、きちんとした知識や予防ができていればほぼ100%に近い確率で望まない妊娠を防ぐことができます。
では、避妊に失敗してしまう原因や要素にはどのようなものがあるのでしょうか。次に紹介する4つの妊娠要因のどれかに当てはまる子は要注意です。
コンドームの着用がきちんとできていない
コンドームは100%とは言えないものの、きちんとした着用や使い方ができていればかなり高い確率で妊娠を回避してくれる優れた避妊道具です。
- お店で使用するコンドームが劣化していた
- 使用中にゴムが破れしまった
- 男性器の根本までしっかり着用できていない
- 使用サイズが相手のサイズに合っていない
- 爪が伸びていて装着時に傷が入った
など、コンドームの正しい着用・使用方法ができていないと避妊成功率はグンと下がり、望まない妊娠をしてしまうリスクになってしまいます。
ピルを服用していない・用法用量を守っていない
ピルは日常的に服用をして効果を得るタイプのものと、妊娠リスクが疑われる性行為の直後に服用して効果を得る緊急避妊用のものと2種類があります。どちらのタイプにせよ、医師や薬剤師の指導のもと用法用量をきちんと守らなければ薬が持つ本来の効果を100%発揮させることができません。
【関連記事】風俗嬢とピル|ソープやヘルスの子はなぜ飲む?避妊薬の種類や副作用が知りたい!
常用リスクや副作用が心配で普段からピルを飲んでいない子や、ついつい飲み忘れをしてしまう子は他の避妊方法と組み合わせながら妊娠するリスクを回避することが大切です。
ステルシングをされた
女性がコンドームの正しい着用を守っていても、お客さんが勝手にゴムを取る『ステルシング』行為をすることもあるため安心はできません。(【関連記事】:ステルシング被害とは?予防と対処法)
ステルシングはゴム着用店のソープでは禁止事項に当てはまりますが、お構いなしにコンドームを勝手に外す男性は一定数いるため注意を払う必要があります。
ソープ嬢が妊娠を回避するための予防策は?
ソープランドには高級店や中級店、大衆店や混合店などさまざまな種類やグレードはありますが、妊娠を回避する予防がきちんとできていればどのタイプのお店でもあまり違いはありません。
大切なのは、自分の体に合ったピルを見つけて毎日決まった時間に服用したり、コンドーム着用店であれば正しい着用方法を実践して避妊効果を高めること。
本番行為が求められるソープランドでは、避妊は性感染症よりも予防がしやすい問題です。自分の身を守るためにも、できる予防策はきちんと行うことが妊娠リスクを減らすことにつながります。
もしもソープ客の子を妊娠してしまったら?
この業界ではほとんど稀なケースですが、どんなに避妊を徹底していても万にひとつの割合で妊娠をしてしまった、という最悪のケースはあるかもしれません。また、自分自身だけでなく身の周りの子たちにも情報を共有できるよう、望まない妊娠をしてしまった時の対処法を知っておくことは損にはなりません。
産婦人科を受診し確かめる
市販の妊娠検査薬は精度は絶対ではありません。検査薬で陰性が出ても体調や生理周期に変化がある場合には早めに産婦人科を受診することが大切です。
産婦人科では妊娠判定が分かるだけでなく、仮に妊娠している場合は妊娠何週目なのかという具体的な数字も教えてくれます。また、検査薬が誤診結果であった時にも体調や生理周期の変化を相談することができるので安心です。
お店のスタッフに報告する
もしも産婦人科で妊娠が発覚したら在籍しているお店のスタッフや店長に報告・相談することも大切です。今後の仕事のスケジュールはお店の人と相談し、母子ともに体への負担がないように休暇を調整しなければいけません。
もし父親が分かっているのであれば相談する
もしも子どもの父親が分かるのであれば、妊娠の事実を共有することも大切です。というのも、中絶をしたいと思っても同意書に男性側のサインがなければ対応してもらえない産婦人科が増えているからです。これは、未婚の場合は男性側から同意書にサインをもらう法的義務はないものの、訴訟トラブルを防ぐために病院側が慎重になっていることが理由に挙げられます。
中絶を検討している子が取るべき行動
望まない妊娠が発覚し中絶を希望する場合、かかりつけ医に相談し中絶日の日程調整を行います。近年の中絶手術では母体への負担を減らす努力が行われているものの、やはりすぐに職場復帰というのは心身ともに負担が大きすぎます。
お店の人に中絶の意思を相談し、可能な限りゆとりを持ったシフト調整をお願いしてみましょう。個人差もありますが、中絶後1週間〜4週間ほどは出血することもあるので、少なくとも1週間、できれば1ヶ月は休暇を取って体や心のケアに専念することが大切です。
まとめ
妊娠を防ぐためには自分の知識と行動も大事ですが、ソープランドに勤務する以上は万が一の事態に備えて妊娠した場合にするべき対処法だけは知っておいても損にはなりません。
周りに相談しにくい気持ちも分かりますが、自分の人生だけでなく子供の人生もかかっているので、妊娠が発覚した時はとにかく医師や店長さん、信頼できる友人に相談し一人で悩まないようにしてくださいね。