ごっくん(精液を飲むこと)は射精を伴う風俗業界だけでなく、AV業界などのプロの現場から一般的なカップル・夫婦まで行われている性行為のひとつ。
体から排出される精液を飲む側の女性にとっては、健康被害や性感染症のリスクがないのか気になりますよね。また、味や美容効果など巷で噂されている話も、科学的な根拠があるのか気になるところ。
・ゴックンにまつわる味や美容効果の真相
・風俗店でのごっくんプレイの相場やバック
など、普段は誰にも聞くことが出来ない性にまつわるお話を、業界の方もそうでない方も理解できるように詳しく解説していきます。
目次
ゴックンとは

最初にお話ししたように、ごっくんとは男性の精液を飲む性行為のひとつ。フェラチオや挿入行為によって男性は射精をし、パートナーが精液を口で受け止め文字通り『ゴックン』と飲み込む様子が名前の由来です。
男性にとってのごっくんは性的な興奮を高めたり、女性への服従欲や支配欲を満たすための性的プレイと言われています。ごっくんの行為自体は主に男性の性的欲求からリクエストされることが多いですが、好きな男性の精液を飲みたいと思う女性がいても恥ずかしいことではありません。
ごっくんを体験してみたいと思っている男性にとっても「相手が気持ち悪がったり嫌がるかも」「性癖をさらけ出すのが恥ずかしい(不安)」などの理由からパートナーに「精液を飲んで」と言いずらいものです。そこで男性たちは『ごっくんプレイOK』な風俗嬢を相手に自分の性的欲求を満たすこともあります。
精液は飲んでも身体に悪影響は無いの?
排出される部分が男性器(ペニス)ということもあって、精神衛生上では苦手意識が分かれますよね。また、飲み込んだ後の身体への影響が気になる方も多いと思います。
意外にも、健康的な精液自体は無菌で特に身体に害があるものでもありません。精液は射精時に、男性の睾丸で作られた精子と「射精菅」や「精しょう菅」と呼ばれる管を通って素材がミックスされて作られるため作りたてホヤホヤの新鮮な体液ともいえます。
その後尿管を通って排出してくる際に、男性器に潜在している菌が付着します。この時に付着する菌も常在菌がほとんどです。いわゆる”ばい菌”のような悪いイメージの菌も含まれてはいるものの、フェラチオなどのオーラルセックスでも付着しているレベルなのでそれほど気にすることもありません。
ごっくんした精液は胃酸で消化される
「菌を飲み込んでも大丈夫なのか」という疑問も出てくると思いますが、ゴックンした健康的な精液や精子は胃酸に溶けて消化されます。
ちなみに、精液は弱アルカリ性で弱い粘膜部分の皮膚などのタンパク質を溶かすと言われています。強酸の胃液には消化されてしまいますが、顔にかける『ぶっかけ』の時は眼球に入り込まないように注意が必要です。
精液の成分は精子と栄養素
精液の主な成分は「水」で、含有量は80%と最も高い割合です。その他成分は「精子」と「精しょう」に大きく分けられます。精液に含まれる栄養素には、人間の身体の成分でもあるたんぱく質やアミノ酸、エネルギー源となるフルクトースやグルコースなどの果糖類、その他にも亜鉛やビタミン、スペルミンなど酵素類も含まれています。
ごっくんを経験した方はイメージしやすいと思いますが、精液は苦味が強くなりやすい弱アルカリ性です。pH7.0~8.4に保たれた精液は精子の活動を活発にすると言われていますが、その精子そのものの割合は精液を100%とすると1~5%ほどしか含有されていないそうです。
精子に含まれるたんぱく質は意外と少ない
精子と言えば、「精液はタンパク質が豊富」という文献をどこかで目にした方もいるかもしれません。精液に含まれているタンパク質の量は意外にも少なく、一回の射精(およそ5ml)に含まれるタンパク質量は平均で250mg程度といわれています。
精液を飲むことで発生する性病リスク

ここまで、精液自体は無菌、多少の雑菌であれば飲み込んでも無害というお話をしてきました。しかし精液=無害という法則は全てのケースに当てはまるとは限りません。
ここで注目したいのが、”健康的な精液の場合”という条件が付くところです。男性が性感染症などを患っていた場合には、ごっくんはおろかフェラチオなどのオーラルセックスですら無害な性行為とは言い切れなくなってしまいます。
性感染症は精液を含む体液や性器と皮膚粘膜が接触することで感染をしてしまう病気です。お相手の男性が性器感染をしている場合、ごっくんをすることで口からの精液との接触で喉粘膜に性病のウイルスや菌が付着し、咽頭クラミジアや淋病に感染する可能性が高くなります。
ごっくんせずに吐き出しても性病リスクはある
性病に感染した男性の性器をごっくん(飲む)と喉から性病に感染するリスクが高くなることから、「飲み込まずに」吐き出した場合はどうなるのか?という疑問も出てきますよね。残念ながら、口の中の粘膜に精液や性器が接触するだけで性感染症に感染してしまうリスクがあるため、ごっくんするかしないかに関係なく注意が必要です。
たしかに喉まで精液を通さず直ぐに口の中をすすげばゴックンするよりも確率は低くはなるかもしれませんが、ノーリスクではないことを肝に銘じておきましょう。
ごっくんで感染リスクのある性病
男性が性感染症やその他の感染症に感染していると、射精された精液から口腔を通じて感染症に罹ってしまうリスクが高まります。具体的には、
- クラミジア感染症
- 淋病
- マイコプラズマ・ウレアプラズマ
- B型肝炎
- C型肝炎
- 梅毒
- HIV
など、性病に限らず体液を介して感染する感染症も挙げられます。
ごっくんはHIV感染率を高める
性病の中でも完治が極めて難しいとされているのはHIV•エイズ。他の性感染症と同様、性行為においては性器感染や血液感染などが主な感染ルートです。ですが、そのなかでもゴックンはHIV感染の確率を高めてしまうという医療機関のデータ報告もあります。
性病だけじゃない!アレルギーにも要注意
精液を飲むことによる健康への被害は性病だけではありません。世の中には花粉症やハウスダストなどのアレルギーが有名ですが、実は精液もアレルゲンのうちのひとつなんです。
精液アレルギーの人が男性の精液をごっくんしてしまうと、蕁麻疹などの軽度のアレルギー反応から、重篤なアナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。精子によって”生死”にもかかわる事態に陥ってしまう、と言いたいところですが、アレルギー持ちの人からするとゴックンは笑い事にならない行為なのです。
精子を飲んだらどんな味がする?
精液を飲む側としては精液の香りや味が気になりますよね。ごっくん経験者に比べて匂いなら嗅いだこともある人も多いと思います。臭いぶんには息を止めて飲み込めばごっくんもできそうですが、鼻を突く独特なニオイから「不味そう」と連想してしまいますよね。
精液の味はどんな味がするのでしょうか。また、パートナーにお願いをして意識的に”味変”をすることはかのうなのでしょうか。
精液の味に”正解”はない
実際に精液を舐めたり飲んだりしたことのある人に「どんな味?」と聞いてみると、ネガティブな感想からポジティブな意見までさまざまです。
- 「苦い」
- 「不味い」
- 「しょっぱい」
- 「(ほんのり)甘い」
- 「甘じょっぱい」
- 「その人が数時間前に食べた食事のような味」
などなど…なかには好きなお相手の精液であっても「苦くて舌がしびれた」「不味くて吐きそうだった」という、なんとも悲しいエピソードもチラホラ。人によって個体差や感じ方が違うと言われればそれまでですが、実際に精液の味は持ち主(射精主?)の体調や年齢で変化したり、食べ物から影響を受けることもあります。
他の食べ物と比べて具体的に例えようがない味というのが正直な意見で、実際に科学的にも「この味!」と表現することは難しく”正解がない”ものなのです。
精液の味はコントロールできない
「数時間前に食べたものの味がした」「精液が甘かったから糖尿病なのでは…」という意見もありますが、精液の味を左右する決め手はいまだに証明されていません。
そのため、「甘いものを食べたら甘くなる」「しょっぱい食事で塩気を感じる」など男性の食生活によって味をコントロールすることは正直難しいでしょう。
ごっくんが嫌!不味い精子への対策は?

自ら好んでごっくんができる人であれば問題はないですが、「断れない」「お金のために仕方がない」と腹をくくって精液を飲まざるを得ない方もいますよね。特に好きでもない相手からのリクエストだったり、美味しくもない精液を飲むのは嫌だというのは無理もありません。
仕方なくごっくんをすることになった時を想定して、不味さや後味の悪さを回避するための対策法をご紹介します。
ごっくんの不味さ対策その1「息を止めて飲み込む」
マズイ食べ物や飲み物を飲み込む時の鉄板技なのが、息を止めて飲み込む方法ですよね。
流石に精液を出した本人の前で鼻を摘むわけにはいきませんが、鼻呼吸を止めて飲み込むと自然と息が止まり臭いからくる嫌な味わいを誤魔化すことができます。
ごっくんの不味さ対策その2「酸味を避ける」
ごっくん後は舌に残る苦味や痺れ、尾を引く後味を変えたくて飲み物を飲む方も多いのではないでしょうか。特に性行為で汗をかいた後には水分補給にスポーツドリンクを飲んだり、ごっくん後の喉に膜の張る感覚を和らげようとさっぱり味の飲み物を選びがちに。
でもここで気をつけてもらいたいのが、酸味は苦味をより強調させてしまうという点です。水分補給や喉の乾きを潤す場合はシンプルにミネラルウォーターやお茶、後味を変えたいのであれば甘みの強いソフトドリンクがおすすめです。
ごっくんの不味さ対策その3「ミント味のタブレットを舐める」
ごっくんや口内射精をお仕事で行うプロの女性たちの間でもはや常識化しているのが、ミント味のタブレットを舐めるという方法です。
ミント特有の清涼感は鼻につく生臭いニオイや口臭をスッキリさせ、舌に程よい刺激を感じることで後味の悪さや苦味を軽減させてくれるのでお試しあれ。
ゴックンで精子を飲むと美容に良い?

髪の毛やお肌の生成・修復に欠かせないのがタンパク質ですよね。先ほどの精液の栄養素の話ではタンパク質の含有量は少ないとお伝えしました。とはいうものの、精液は新たな命の誕生を担う重要な役割を果たすために特別な栄養素も含まれています。
ごっくんする側の方にとって嬉しい栄養素もあるので、美容効果が気になる方にとっては耳寄りな情報をご紹介します。
精液にはアンチエイジング成分が豊富
精子は鮮度が命といっても過言ではありません。そのため、精子の鮮度を保つために精液には抗酸化作用の高い成分が豊富に含まれています。
代表的なものでは、アミノ酸やコラーゲン、ビタミンCやプロスタグランジンなどで、栄養バランスでみても美容効果やアンチエイジングに嬉しい栄養素が豊富です。
精液に含まれる亜鉛はタンパク質の代謝を促す
最近ではサプリでも気軽に摂取できる亜鉛ですが、精液に含まれる亜鉛は男性だけでなく女性にとっても嬉しい成分です。
亜鉛にはタンパク質の代謝を促す効果があるため、肌や髪の毛の修復や傷などの治癒に欠かせないターンオーバー効果にも期待できます。
ゴックンのオプションバックの相場とは
ここからは、射精サービスを行う風俗のお仕事上でのごっくんについて解説していきます。
ごっくんオプションの男性支払額の相場
ごっくんをお店の基本ルールに定めているところは少なく、大体のお店ではオプションという設定でサービスが行われています。
男性側の支払額の相場は5,000〜7,000円ほどです。ごっくんをNGにしている嬢も多いので、男性は受付時にごっくんができる女の子を選び前払いでオプション料金を支払ってくれます。
ごっくんオプションをするともらえるバック率
ごっくんのようなオプションはコスプレなどと比べてお店の協力が必要ないため、女性側の取り分を100%バックに設定しているお店が多いです。精液を飲むことに抵抗はあるものの、1人の接客の報酬がかなり変わってくるため、お金のためと割り切ってごっくんOKとしている女性も多いのが現状です。
ただ、バックが良いからという理由だけで判断するのもあまりオススメできません。ごっくんは性感染症のリスクが高まるうえ、性病検査は膣だけでなく咽頭も余分に行わなければならないということも頭に入れておきましょう。
ゴックンを彼氏や旦那に求められたら…
愛情や信頼関係があるパートナーであっても、精液を飲むことに躊躇いや心理的ストレスがあるのは普通なことです。本来、性行為は相手との愛のコミュニケーションや絆を深め合うためのもの。いきなりごっくんするのに抵抗があるようなら
- 手のひらで精液を受けて舐めてみる
- 口の中に出して吐き出してみる
- 自分のタイミングでごっくんしてみる
など、少しずつ慣れるためのステップアップから始めてみましょう。
どうしても精液を飲むのに抵抗があるなら、「できない」と相手に伝えることも大切です。ただ、男性側も恥を忍んでリクエストしてくれたかもしれませんので、優しく伝えたり別の形で愛情や信頼を伝えてみましょう。
まとめ
ごっくんは男性にとっては憧れのプレイでもありますが、精液の受け手にとっては精神的な不安や性感染症のリスクも伴う行為です。
この記事を読んで精液自体の知識を深めたら、精液やごっくんへの誤解や抵抗が少しでも減った方もいるかもしれません。分からないことに不安を抱えたまま無理をするのはストレスのもとです。正しい知識を持って、相手を「受け入れる」か「拒否するか」を考えるきっかけにしてみてくださいね。
