AV女優業は一攫千金、1回のお仕事で大金を稼ぐというような華やかなイメージがありますが、どんなお仕事にも苦労はつきものです。現役AV女優が思う大変なことや撮影現場の過酷さ、AV男優さんの辛さにはどのようなものがあるのでしょうか。
この記事では
- AV女優さんの思う6つの大変なこと
- AV撮影で大変なことや男優さん目線の裏話
- AV女優の収入面での苦労
などにフォーカスを当て、とどまることを知らないAV業界の裏側にある大変さをご紹介します。
目次
AV女優は大変?

まずはじめにお伝えしたいことは『AVのお仕事は楽して稼ぐ華やかな商売』という固定概念を取り払ってほしいということ。AVのお仕事の大変さは現場だけにとどまらず日々大変と感じる場面はたくさんあります。
現役のAV女優さんが大変と思っていることは作品を作ることだけではなく、努力や苦労の賜物ということを忘れてはいけません。AVのお仕事にかかわりたいと思っている人は仕事の楽さや収入だけを見ずに「どのような大変さがあるか?」を明確にしてチャレンジすることが大切です。
それでは、実際にAV女優が大変だと思うことや撮影現場の苦労を覗いてみましょう。
AV女優が大変だと思う6つのこと

現役のAV女優やOGたちが「大変だった」と口をそろえて挙げるポイントは主に6つ。
- 収入が不安定かつスケジュール管理も大変
- 身バレや顔バレのリスクが大変
- 人気商売・競争社会が大変
- 容姿維持やボディーメンテナンスが大変
- 体調管理や当日が大変
- 精神的な辛さが大変
具体的にどういった苦労があるのかをまとめてみました。
収入が不安定かつスケジュール管理も大変
AV女優のお仕事は作品に出演するのが主なお仕事ですが、仕事のない日は休日という扱いなので月々の撮影本数が仕事の大きな稼働日です。AVを制作しているメーカーがAVプロダクションに依頼してはじめて女優に仕事の声が掛かるので次の仕事まで時間がかかることもザラですし、収入の予測が立たないのも大変と感じる理由でもあります。
また、撮影が決まった場合は女性の生理周期をコントロールしたり体調管理などコンディションを整えたりと人によってはスケジューリングに苦労するかもしれません。
身バレや顔バレのリスクが大変
顔や体、声や身なりを映像として発信するAV業界では身バレや顔バレの不安との精神的な戦いが常につきまといます。
リスクを承知でお仕事を受けたとしてもできれば周囲から詮索されたくはありませんし、身内にバレて縁を切られたりお金をせがまれたりしたくもありませんよね。一度夜に出回ってしまった作品をなかった事にすることはできないものの、運の悪い身バレトラブルに合わないことを祈るほかありません。
AV女優のお仕事は華やかで羽振りの良い商売ですが、精神的なリスクも背負っている大変さも大きな苦労のひとつといえます。
もしも身バレや顔出しに不安がある方はこちらの記事も参考にしてみて下さいね。
【関連記事】AVの顔出しなし作品はある?
人気商売・競争社会が大変
風俗業界でも同じことが言えますが、人気商売である以上ライバルたちとの競争を勝ち抜かなければ専業としてAV女優は難しいのが現状です。
“熟女”作品や”男の娘”モノも人気需要となってきたため一昔前に比べると年齢や性別のハンデは少なくなってきたものの、女優の数の分母も多いので頂点に立つ人気AV女優はほんの一握り。単価が下がっても数をこなしてコンスタントに受けるにせよ、出演料を跳ね上げるにせよ、人気がなければ成り立たないところも業界の競争社会を生き抜くために必要な苦労と言えるでしょう。
容姿維持やボディーメンテナンスが大変
AV女優のお仕事は顔と体が資本。容姿を磨きスタイルを維持することは大変な努力の賜物です。普段から美容に力を入れたり体型に気をかけることは意識的にも根気が必要ですし、なにより時間もお金もかかるため大変な一面でもあります。
自分磨きが好きな女の子であれば特別苦労に思うこともないかもしれませんが、継続が苦手な子にとってはプレッシャーも大きいのではないでしょうか。
体調管理や当日が大変
AV撮影当日は撮影スタッフや男優さんとの作品作りですので、もちろんスケジュールを飛ばすことはご法度です。当日に万全の体調で挑むための体調管理もお仕事のひとつと言えるでしょう。
月経コントロールや身体造りなどは日々の管理にゆだねられますが、監督の指示に従う、撮影現場の雰囲気に慣れるなど撮影日当日が最も大変な1日になるようです。
精神的な辛さが大変
風俗業界全般にも共通することですが、男性との絡みや売り上げ、仕事の不安定さや日々の努力など精神的な辛さは業界のなかでもダントツで大変な仕事です。その代わりに対価も高額なので、自分をいたわるセルフケアも大切にしなければ次の仕事まで精神的に持たず諦めてしまう子もいます。
趣味などを持ち自分の好きなことをしてなるべくストレスをなくす、エステやマッサージで心身ともにリフレッシュをするなど工夫をしてみるのがオススメです。
AV現場で大変なことは?

AV撮影の当日はAV女優にとって本番の日でもありプロ意識の見せどころ。現場は1日がかりで準備や撮影が行われ、スタジオ入りから撮影終了までは一番気を遣わなければいけない時間でもあります。
そんなAV撮影現場では具体的にどのようなことが大変なのでしょうか。現役の女性たちに聞いてみました。
下着跡や傷跡を作らないようにしている
ヌード撮影では自分の体をいかにキレイに魅せるかがカギとなります。そのため、傷跡や火傷痕、ニキビや吹き出物はおろか下着の跡などにも神経を使うのが大変という女性もいました。
肌コンディションは毎日の積み重ねですが、売れっ子ともなると当日に完璧な仕上がりで撮影に挑むというのは当たり前の世界がこの業界です。
急な体調不良や生理のコントロール
撮影する作品の内容のほとんどは生理の日以外での撮影になります。AV女優さんはピルなどを毎日服用して月経日をコントロールし、撮影の日には万全の態勢でのぞまなければいけません。
また、アナルプレイを行う内容の作品の場合には腸内環境を整えたり、直腸の洗浄を行うなど念入りな準備も必要です。
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男優さんとの絡みが大変
男優さんとは肌と肌を重ね合う仲となるためお相手への配慮も忘れてはいけません。講習ケアやデオドラントケア、さまざまな体位にも対応できるように柔軟体操を行うなど二人三脚で撮影をすることは大変な配慮でしょう。
ただ、男優さんは女性の扱いに関してはピカイチの経験値を持つプロでもあります。息を合わせて行われる現場でのAV撮影は男優さんに少し甘えて負担を軽くすることもできるようです。
監督の指示通りに演技をするのが大変
AVの撮影はシナリオやストーリーがあるものも多いので監督の指示にしたがって演技をこなしていく必要があります。舞台や映画の女優さんのような演技力は必要ではないものの、最低限の台本やシナリオ全体を頭に入れて動くことが求められます。
カメラワークの意識や演技の流れは男優さんが誘導してくれるためそこまで心配する必要はありませんが、「次回もお願いしたい」とAV制作会社から再びお声がかかるよう次につながる行動も大切なお仕事のひとつです。
撮影の流れが気になる方はコチラの記事も合わせて読んでみてくださいね。
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AV男優さんに恋しないのも重要ポイント
一般的な感覚であればあまり思い浮かばないことですが、撮影で一緒になるAV男優さんとに恋愛感情をもってしまう女優さんは意外にも多いようです。そのため、実際の現場では撮影の”アクション”がかかっていない時には女優と男優をあえて遠ざけるなどの配慮もされるくらい気をつけるべきポイントでもあります。
AVに限らず「共演者同士の恋」は恋愛体質な女性でなくともあり得る話なので、しっかりと仕事と割り切ることも大切です。
AVだけの生活は大変?

AV業界は過酷な仕事なだけあって「ギャラが多い」「出演すれば儲かる」という安易な考えでいると、いざお仕事を始めた時に生活苦になってしまうこともあります。
一回のギャラは多くても不安定
一度の出演で貰える報酬は企画単体女優さんであれば1本の撮影で10万~75万ほど、専属の単体女優さんであれば50万~300万とかなりの額が支払われます。一見すると生活には苦労しないほどの金額のように見えますがコンスタントに作品に出演できるかは人気や知名度、売れ行き次第なので不安定ともいえるでしょう。
所属事務所が月々分割してお給料を支払ってくれるようにしていても、日々の美容代やボディーメンテナンス代などで「毎月カツカツ」と感じるAV女優も少なくはありません。お金の管理はもちろんのこと、月々の撮影本数と予定報酬をしっかりと管理しなければAV女優1本での仕事では生活が大変になってしまいます。
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風俗との掛け持ちAV女優もたくさん
なかなか撮影のお仕事が順調にいかないというAV女優さんのなかには風俗店で掛け持ちをして生活苦を乗り越えている子もたくさんいます。
むしろAV女優というネームバリューだけで風俗のお仕事ではお店からのプッシュで助けられた李、新規客の獲得に有利な部分がるので悪い選択ではないかもしれないですね。なかには、自分の名前に箔を付けるべくあえて数本AVの撮影で業界デビューし、本業はあくまでも風俗嬢という女性もいます。
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AVは大変だけどブランド化できる
AVの仕事はお金の面、体力や精神的な面、日々の努力など大変なことは多いですが、自分の名前と顔を売ることでセルフブランディングし知名度を上げることもできます。知名度が上がればインフルエンサーとして業界を卒業しても企業とのタイアップや広告宣伝のお仕事などもできるため夢のあるお仕事ですよね。
現役AV女優でも風俗店との掛け持ちはできるので、店舗に遊びに来てくれるお客さんを増やすためにもAV女優の肩書は有利に働くことの方が多いです。なにより、当たれば膨大な金額でギャラ交渉が行えたりする業界なので、ブランド化が必須でもあり自分を助けてくれる武器となってくれます。
まとめ
AVのお仕事は人によっては過酷に思えることもありますが、大変さに見合った報酬をゲットできるお仕事でもあります。
生活や収入が不安定になってもしっかりとブランディングを行えば別の業界で努力が報われることもあるので、自分を磨いてさらなるステップアップをすることも視野に入れておくと良いかもしれませんね。
