男性客の射精ありきのお店でごくまれに見かける光景として「お客さんの精子に血が混ざってた」「射精したら血だった」という事例があります。
自分が接客した方の精子に血が混じっていると仕事中にもパニックになってしまいますし、どのように対応すればいいのかも分からない女性も多いのではないでしょうか。
この記事では
- 精子に血が混ざっていた時の実際のケース内容
- 血液状の精子の原因や性病の疑い
- 少しでも赤い精子に出くわした時の対処方法
など、業界でお仕事をされるうえでは知っていて損はない話をまとめてみました。
目次
お客さんの精子に血が混ざっていた

お客さんが射精したら血が出てきた…想像しただけでもこちらの血の気が引いてしまいそうですが、実際に風俗店を利用する男性には精子に血が混ざる方もいらっしゃいます。
血が混ざると言ってもよく見ると部分的に血液が混ざっている状態が確認できたり、全体的にピンク色に見える、精子そのものが鮮血のような色合いで出てくるなどパターンはいろいろ。お客さん自身も気付かないごく微量の血液のこともあれば、2人で仰天してしまうほど出血量が多く見えることもあります。
ただ、どんなに真っ赤な状態で出てきても血液そのものが出るというよりは精液の水分に”かさまし”される形で出血した血が混ざっているだけなので「今すぐに救急車を」というほど緊急性はないので安心してくださいね。
血液からの感染症には注意
自分以外の血液は様々な病気の血液感染被害のリスクもあるため、医療機関などの現場では慎重に扱われるのが常識。そんな恐るべき血液はやはりプロの医療現場でも文字通り恐れられるほどの危険性はありまして、血液を介しての感染症をしっかりと行う必要があります。
他人の出血は血液が粘膜や傷口に触れることで『交差感染』を引き起こします。感染の恐れがある感染症の例として代表的なものが
- HBV(B型肝炎)
- HCV(C型肝炎)
- 梅毒
- AIDS(HIVによる後天性免疫不全症候群)
など、みなさんも一度は聞いたことがあるであろう感染症が挙げられます。この中では唯一「HBV(B型肝炎)」のみワクチンがありますが、任意接種ですので男性や接客対応した女性がワクチン未接種であれば感染してもおかしくはありません。
”血液の病気は一生もの”という言葉もあるほどです。単に気持ち悪がるのではなく正しく恐れることが大切です。
性病男性の精子に血が混ざる?

一方、性病に患っているため精液に血液が混ざるのではないかという心配もありますよね。血液感染で梅毒やHIVをもらうリスクがあるとはいえ、性病にかかっているかどうかははっきりと分からないのが現状です。
ほとんどの場合、精子に血液が混ざる原因は性感染症ではなく別の病気が原因と考えられています。ただ、その人自身が性病を持っていないとも言い切れないので注意するにこしたことはありません。
精子に血液が混ざる原因
精子に血が混ざる、血液状の精子になるなどを病名で呼ぶと「血精液症」といい、ほとんどのケースは性病ではなく前立腺や精嚢などからの出血によって血が混ざるようです。前立腺や精嚢から出血する原因も
- 結石
- 精嚢や前立腺の炎症
- うっ血などの局所の循環障害
- 精巣・精嚢・精巣上体・前立腺の腫瘍
など実際にはさまざまな可能性が潜んでおり、精密検査をしなければ原因がはっきりしないこともしばしば。
さらに年齢とともに血管が弱くなり、もろくなっている毛細血管が出血をしてたまたま血液が混ざることも十分にあり得ます。
精子が”赤い”と思ったら取るべき対処方法

射精後に出てきた精子に少しでも「赤み色」を感じたら、それは血液が混ざっている可能性は高いです。
まず第一に、接客対応している女性は男性の精液(または血液)には絶対に素手で触るのは止めましょう。お客さんの射精後の後始末をするのも女性のお仕事のうちのひとつであっても、感染症にかかってしまう可能性はゼロではないので、お客さん本人に処理をしてもらうのが正解です。
また、シャワーなどで精液や血液を洗い流すのであればまずは女の子が先にシャワーを使用させてもらい、後からお客さんに個人で使ってもらうほうが無難でしょう。インターバルに入ったら、血液が付着したシーツやタオルは必ず交換し、プレイルームの床や浴室などに血液が付いた場合はアルコール消毒やハイターでの除菌をすると安心です。
まとめ
精子に血が混ざるのは若い男性にも極稀にみられる現象ですが、大体は中年男性や高齢男性のケースが多いです。もしも本指名のお客さんであれば、リピートしてもらっても安心できるように病院での検査を奨めてみることも忘れずに。
血液の病気は感染症のリスクがありますが、きちんとした対処を行えば感染症は予防できます。まずは焦らず、血液に触れないことを徹底して適切な行動で対応しましょう。
