ソープでお仕事をしているとアソコの入口がヒリヒリと痛かったり、乱暴なプレイでなくても摩擦でナカが痛くなることがありますよね。
ゴム擦れは単に連勤や回数が原因というわけではありません。
・ゴム擦れ予防にオススメの業務用コンドームと素材
・誤ったゴム擦れ対策
コンドームの素材や種類、付け方や女性器側の状態など根本となる原因を理解し、万全なゴム擦れ対策をしてみましょう。
目次
ゴム擦れする原因は?
ゴムがアソコに擦れて小陰部や外陰部が痛くなったり、膣に痛みを伴う摩擦感があるのにはコンドーム自体の問題ではなくさまざまな原因が考えられます。
アソコが濡れないことによる摩擦
コンドーム自体には挿入を潤滑にする粘度や保湿力はないため、性交をしているとコンドームの摩擦で痛みを伴うことも。
最初からジェルや潤滑剤が付いているコンドームを使用していても女性側が充分に濡れていないと段々とナカが乾き、摩擦によって痛みや不快感を感じてしまいます。
長時間の挿入
充分に濡れやすい女性でも、挿入時間が長くなれば膣内の分泌液が足りずにゴム擦れを経験する方もいます。その場合は長い時間をかけてのセックスが悪いのではなく、長時間の挿入ばかりの性交に問題があるようです。
コンドームのサイズや種類が合っていない
女性の膣や性器が充分に濡れていても、男性が着けているコンドームのサイズや種類によってはゴム擦れを起こすこともあります。
特にノーマルタイプのデザインのコンドームであってもサイズが大きすぎる時は余ったコンドームのたるみ部分が凸凹になり、擦れることでより摩擦を感じるのです。
おりものが多い
女性のおりものは乾燥してポロポロしたカッテージチーズ状のもの、粘度の高いヨーグルト状のものなど種類もさまざま。性感染症にかかっていなくても体調によってはおりものが多くなることもあり、膣内の環境も変わってきます。
おりものが多いと濡れにくくなったり次第にナカが乾燥してしまうこともあるので注意が必要です。おりものの原因が性病の場合は特に性交痛をかんじることもあるので、病院での検査・治療も必要になります。
陰部(ビラビラ)の長さ
風俗業界では俗に”巻き込み”や”巻き込み事故”とも呼ばれているのが陰部を巻き込んでしまった状態の挿入。外陰部や小陰部が長いと挿入時に物理的に引っ張られてゴム擦れを起こしやすくなってしまいます。
心因的な要因による膣の過度な収縮
セックスがあまり好きではない、パートナーのことを受け入れる心理になっていないなどで女性の膣は過度に収縮し、挿入時の過度な痛みやゴム擦れを引き起こすこともあります。
コンドームによって起こるゴム擦れのメカニズム
ゴム擦れは受け入れる側の女性の体調や心理によっても変化があるものですが、使用するコンドームの種類や素材によっても変わってきます。
コンドームのサイズは合っているのにゴムズレや股擦れを起こす場合は素材や付け方にも問題があるかもしれません。
コンドームは根元までしっかり着けよう
コンドームが男性器の根元までついて付いていないと、リング状になった根本が段差となってより強い摩擦を引き起こすこともあります。
特に膣の入口付近がヒリヒリと痛い場合には根本部分のゴムが擦れて傷みを感じていることも。なにより誤ったコンドームの着用方法では望まない妊娠をしてしまう可能性も高くなるので、挿入前にはしっかりと根本まで付けるようにしましょう。
特定の素材にアレルギーがあるのかも
みなさんは『ゴムアレルギー』という言葉を聞いたことはあるでしょうか。コンドームに使用されているゴムの素材も種類は豊富ですが、なかでもラテックス製のゴムのアレルゲン「天然ゴム(ラテックス)」にアレルギー反応を起こす人もいます。
ラテックスアレルギーの方には軽度の方から重度の方もいますが、どちらにせよアレルギー反応を起こしてゴム擦れを起こす可能性もあるのです。
ゴム擦れを軽減するコンドームの種類は?
コンドームの選び方次第ではゴム擦れを極力軽減したり痛みを感じにくくさせる工夫ができます。
ゴムの”厚み”が痛いなら「薄型コンドーム」
安物のコンドームや海外製のコンドームにありがちなのが、ゴムの伸びが悪くフィット感が弱かったりゴムの厚みによる堅さや柔軟性の弱さの問題です。
最近では「00.5ミリ」「00.3ミリ」「00.2ミリ」「00.1ミリ」などの『00(ゼロゼロ)シリーズ』と呼ばれる薄型のコンドームを販売しているメーカーも増えてきています。お値段によってゴムの薄さも関係してくるので、お財布や身体の感じ方に合わせて検討してみるのもオススメです。
ラテックスアレルギーなら「素材」を変えてみて
ラテックスアレルギーの女性であれば、「ポリウレタン」や「イソプレンラバー」のようなラテックス以外の素材を使用して造られたコンドームを選んでみましょう。
イボ付きコンドームは使用を控えよう
感度を高めるためにイボや段差を付けたデザインのコンドームも人気ですが、ゴム擦れに悩んでいる時は控えたほうが良さそうです。
ストレートタイプやフラットタイプのようなデザインのノーマルな形状をしたコンドームのほうが摩擦が弱くなり擦れる痛みを軽減してくれますよ!
【素材別】風俗嬢におすすめの業務用コンドーム
お仕事でコンドームを使用する風俗嬢にとって、『00(ゼロゼロ)シリーズ』などの値段の高いコンドームはお財布に優しくありませんよね。かといって1枚当たりのコストが安い業務用コンドームはゴムズレの観点では質が悪いものも。
仕事で利用する業務用コンドームを選ぶ際には値段だけでなく
- 形状やデザイン
- 「S・M・L・XL・XXL」などのサイズ展開
- 潤滑剤やジェルの有無
- 素材
などの条件も加えて検討してみるのがオススメです。ラテックスアレルギーの子であれば業務用コンドームでも「ポリウレタン製」や「イソプレンラバー製」のコンドームもあるようなので検討してみると良いでしょう。
ゴムズレの痛みを軽減するラブグッズ
ゴム擦れの原因が濡れにくさや膣の収縮によるものであればラブグッズを使用する方法もあります。最近のラブグッズは、匿名発送や局留め対応で気軽にネット通販サイトから購入できるようになっているので利用してみるのもひとつの手です。
潤滑剤、ジェルやラブゼリーなど
チューブタイプやボトルタイプなどで販売されている潤滑剤や潤滑ジェル。挿入時の摩擦の軽減になり”ゴム感”を感じにくくなるのでゴムズレに悩む人にはオススメのグッズです。
ローション
ローションの原液を薄めて潤滑剤として使用する方法もあります。風俗のお仕事をしている子であれば、在籍しているお店や派遣先のホテルが準備をしてくれているところも多いのではないでしょうか。
市販品のなかには薄まった状態のローションもあるので、コンドームに付けたり膣の入口付近に伸ばして使ってみましょう。
ウエトラ
ウエットトラスト(通称:ウエトラ)のようなタンポン型の潤滑ゼリーも使い勝手が良くゴムズレ予防に役立ちます。
ただ、潤滑剤やローション、タンポンゼリーなどは使用後の膣の洗浄を怠ると雑菌の繁殖につながり、腹痛やカンジダを引き起こすこともあるので要注意。膣内洗浄は産婦人科でやってもらえますが、自分でも簡単にできるのでコチラの記事を参考にしてみてくださいね。
【関連記事】ウエトラの使い方と洗浄方法はこちらから
ゴム擦れ予防でやってはいけないこと
ゴム擦れを予防する際にやってはいけないこともいくつかあります。といっても”フィニッシュ時だけ”コンドームを付ける(=避妊失敗の可能性が高まる)というようなひと昔前の知識ではありません。
ここでは、知らないうちについついやりがちな事や無意識が働いてやってしまっていることを基準に2つ挙げてみましょう。
ワセリンやオイルを塗る
潤滑剤よりもより身近で安価に手に入る「ワセリン」や「〇〇オイル」を使った方法は絶対にNG。コンドームの素材との相性次第ではワセリンやオイルはゴムを溶かし、コンドームが破れやすくなったり充分な避妊効果が得られません。
唾液ローションをする
ワセリンやオイルよりもさらに身近でお金のかからないのが、唾液を利用して滑りを良くする通称「唾液ローション」。ベッドインする前にいくら歯磨きをして口腔内を清潔にしても唾液に含まれる細菌によって膣や尿道に悪さをしてしまう事もあるからです。
ゴム擦れ予防として唾液をローション代わりに付けることのリスクやデメリットはこちらの記事でも紹介しているので合わせて読んでみてくださいね。
【関連記事】唾液ローションの危険性についてはこちら
まとめ
ゴム擦れで股がヒリヒリと痛くなる原因はコンドームの形状や素材、女性の体調などさまざまな要因があります。
自分のケースに当てはまりそうな原因を見つけ出しゴムズレを予防してみましょう。どうしてもゴム擦れがひどい時は無理せずに”休暇”をとって身体を休ませてあげてくださいね。