【投稿日 2021/08/27  更新日 2021/09/18】

お客様ノートの書き方|顧客管理は売れっ子キャバ・風俗嬢の必須アイテム

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たくさんのお客様とお会いする機会がある風俗やキャバクラ業界。人間の記憶は曖昧なので、出会った人ひとりひとりのことを明確に覚えておくのは難しいですよね。
そこで今回オススメしたいのが、水商売や風俗業界だけでなく社会人ならどんな人にも役に立つ「お客様ノート」です。

この記事でわかること
・お客様ノートの作り方や書き方
・顧客管理にピッタリの手帳やアプリ
・お客様ノートをつけるメリットとデメリット

顧客管理の習慣を付ければ接客をする時に役立ち、新規・リピーター問わずお客さんに喜ばれる接客ができるようになりますよ!

お客様ノートとは?

お客様や人付き合いを管理するためのツールでもある「お客様ノート」や「顧客リスト」はキャバ嬢や風俗嬢のみならず、会社の営業職や美容室などでも活躍しているツールです。新規顧客を獲得したりリピーターさんの満足度を上げるため、ナイトワークで働く人気嬢たちの中にも「お客様ノート」を書く習慣があります。

来店日と滞在時間、その日話した内容、自分が着ていたドレスや下着、相手が身に着けていたアイテム、身体的特徴や性格などをノートなどにまとめ、お客様の情報をファイリングするのが目的です。その日の情報とともにお客様の情報を記録し定期的に読み返すことで「反省点」や「悦ばせ方」が見えてくるようになるので、接客の満足度を上げたい子には特にオススメです。

顧客管理をするメリットは?

お店に来てくれたお客様の情報をノートや手帳に記録することで、接客の質が上がったり満足度が高くなったりと良いことずくめ。自分にとってもお相手にとってもメリットはたくさんあります。

リピートされた時に会話に困らない

せっかく自分を好きになってくれたリピーターさんに「誰だっけ…」と考えながら接客時間が過ぎていくのは次のリピートにも繋がりませんし、何だか申し訳なく気まずい気分になりますよね。

お客様ノートに前回の会話の内容やその人の特徴など、1回目の接客で知り得た情報を記載していれば「その質問、この前も聞かれた」と相手を怒らせずに会話を広げることが出来ます。また、前回の来客で趣味や特技などが分かっていれば、相手の”ツボ”をピンポイントで褒めることができるので「覚えててくれたんだ」と良い印象を持ってもらえますよ!

売り上げの管理ができる

リピーターさんの来店日や使ってくれた金額を記録しておけば、お客さんの行動パターンも分析することができます。

「週末だから〇〇さんが何時頃来るな」
「ボーナス後だからいつもより長い時間過ごすかな」
「今月はこのくらいリピーターさん来るだろうから、お給料はこれくらいかな」

月のお給料の予想から一日単位での忙しさまで自然と予測ができるようになってくるので、お客様の来店を管理することは売り上げの予測や管理にもつながります。

来客のブッキングができるようになる

ナイトワークは自由出勤制のお店が多いので、できれば出勤日にちょうどいい具合でお客さんが分散されたほうがありがたい、というのが嬢の本音。

お客様ノートの過去の記録を遡ればどの日時が忙しくなるかを予測することができるので、曜日や時間帯が被りやすいお客さん同士を管理し分散するように根回しすることもできるようになってきます。逆に接客時間と勤務時間を厳密に守らなければいけないコース制の風俗嬢たちは、お客さんのブッキングを嬢本人が姫予約を使って管理すれば、待機時間もなく時間いっぱい稼ぐことも可能です。

下着や会話などを振り返れる

付き合いの長いリピーターさんであればお相手の人相や特徴、話した会話の内容を覚えるのも簡単になってきますよね。一方で、その日に身に着けていた衣装やドレスを覚えていないという子はやはり多いのではないでしょうか。

お客様ノートに相手の好みの衣装を書くことも大切ですが、毎回身に着けていた服装を記録するのも同じくらい大切なこと。衣装被りや同じ下着での接客を未然に防ぐことができれば、いつも相手に新鮮な印象を与えることができますよ!

お客様ノートに必要なもの

お客様ノートと聞くと「難しそう」「めんどくさそう」と弱腰になってしまう子もいるかもしれませんが、必要なものはたったの2つ。

  1. お客様の情報
  2. それを書き込むための道具

この2つを準備するだけで自分の売り上げがグンと上がるのであれば準備してみる価値があると思いませんか?

お客さまの情報となる「記憶」

記憶や情報は道具ではありませんが、お客様ノートを作るためになくてはならないものですよね。休憩なく1日に何人も接客することもあるので、できればトイレやインターバルの時間を利用して走り書き程度に記憶を留めておくことが大切です。

スマホのメモ機能や小さなリングノートなどでも大丈夫なので、できるだけ新鮮な内に書き留めて「お客様ノート」に清書書きする方法もオススメです。

紙媒体なら「ノートや手帳」

「お客様の情報を紙媒体で自由に書き留めて管理したい」という女の子には、顧客情報を記入・管理しやすいリングノートや手帳などがオススメです。

1冊でまとまらない場合は何冊も作ってもOK。バインダータイプを使用すれば古くなった顧客を取り外したり、新規のアツいお客様情報を先頭に差し込んだりと自由に並び替えすることができるので便利ですよ!

スマホで管理するなら「メモ帳や電話帳」

記憶は何度も読み返してこそ定着するので、情報は持ち歩き可能で何度でも見直し・修正がしやすいほうが良いこともあります。お店用やプライベート用のスマホに新しくメモアプリをインストールし、お客様情報のみを記録するようにすれば、そのアプリは立派なお客様ノートに大変身します。

便利さが際立つスマホでの管理ですが唯一の難点が保存データの消失です。定期的にバックアップを取っておかないと、使用しているアプリのサービスが終了したりスマホの機種変更をしたら「データが消えた!」と焦ることになるので要注意。

顧客管理にピッタリの手帳は?

顧客管理はどんな業界でも行われるほど一般的な手法でもあるので、テンプレートとしてのお手本ひな型や専用に印刷された便利な手帳などもあります。

ただ単に罫線に沿って日記のように文章として氏名や会話内容などを書く方法もありますが、一目で欲しい情報に辿り着くために工夫ができるノートが理想です。

おすすめ顧客管理ノート:バインダーとルーズリーフ

高いお金をかけたくない、続くかどうか分からないという女の子におすすめなのがバインダーを使ってファイリングする形式のお客様ノートです。ルーズリーフを別途用意すれば横罫線タイプだけでなく、方眼や無地などフリーハンドで書き込める自由度も高まります。

顔をパッと思い出せるよう人相の特徴を絵として描いてみたり、表を使って情報を分かりやすく整理することができるので、お客様ノート初心者さんも低コストで手軽に始めることができますよ!

おすすめ顧客管理ノート:Ligna.の「クラブダイアリー」

Ligna.(リグナ)の「Club Diary(クラブダイアリー)」はナイトワーカー女子をターゲットに作られた手帳です。バインダーとリフィルが個別売り販売されているので年ごとに中身を入れ替えてフォルダリングすることもできます。

手帳というだけあって顧客の情報リストだけでなく、

  • カレンダー
  • 週間管理表
  • お客様カルテ
  • コンタクトシート
  • ビジターシート

など便利なシートが豊富。お仕事に役立つ情報をひとつの手帳にまとめられるのが特徴です。少しお金がかかっても使いやすさや情報のまとめやすさを優先したい子はチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね!

おすすめ顧客管理ノート:コクヨの「おつきあいノート」

キャンパスノートなどでも有名な文具メーカーKOKUYO(コクヨ)から発売されている便利なノート「おつきあいノート」は必要最低限の情報を書き込むだけの手軽さが人気の管理ノート。

夜の仕事以外でも使えそうな中身なので、卒業後にも何かと利用したくなるようなシンプルさは「フリーハンドではまとまらないけどガッツリ書けるか不安」という女の子にオススメです。

顧客管理のコツと必須項目は?

顧客管理帳をつくるにあたってのコツは

  1. 書く:相手の情報をできるだけ書き込む
  2. 見やすく:パッと見て情報や相手の顔と名前が記憶と一致するように
  3. まとめる:後から振り返っても分かりやすいようにまとめる
  4. 続ける:日々の続けやすさを重視する

この4つのコツさえ押さえておけば、ただ単に記録するだけでなく接客するのに役立つ情報として残すことができます。

必ず記載する項目を先に決めておくことも一貫性が出て見やすいノート作りができます。

  • 名前、お店での呼び方やニックネームなど
  • 見た目の特徴や雰囲気
  • 初めて来店した日や指名をもらった日時
  • 相手の職業や肩書、仕事や事業の内容
  • 連絡先や住所(LINEや”ざっくりとした”住まい情報)
  • 誕生日
  • お酒の好み
  • 喫煙の有無
  • 既婚や未婚、家族構成など
  • 出身地や過去の経歴
  • 誰と一緒に来店したか
  • 会話内容(プレイ内容)
  • その日の衣装や下着

挙げればキリがありませんが、穴埋め方式で知り得た情報は全て書いておくと安心です。リピートに繋がった際は空白部分を埋められるように会話をすれば自然と話した内容が被らずに済みます。

お客様ノートの書き方

お客様ノートは自分が分かるように書くこと、接客のスキルアップに繋がること、自己分析や売り上げの向上に繋がること、この3つのポイントを押さえていれば大丈夫。走り書きでも必須項目が読めればOKですし、誰にも見せることもありませんので下手な手描きの似顔絵を書き込むのも問題ありません。

ただ、走り書きのメモとして残すと後から情報を引っ張ってくるのが大変なので、表や箇条書きを利用して書く形式を揃える、アプリなどであればタグやハッシュタグ機能を使ってまとめるなど自分なりの工夫をしてみましょう。

お客様ノートにもデメリットがある

お客様ノートは情報が溜まってくると売り上げや好まれる接客術、相手からの評価や自己分析など使い方次第ではかなり役立つアイテムです。ただ、そんな便利で完璧な顧客リストでもデメリットは存在します。

人によっては続かない

日記や手帳、新習慣が三日坊主になりがちな人はどんなに良い道具を揃えても長続きしないのが悩みではないでしょうか。

新しい習慣を身に着けるまでは大変ですが、高いお金をかける前にお試しとして冊子ノートやメモ帳からトライしてみるのもアリです。

個人的なオススメは「ご褒美と一緒に書き込むクセを付ける」という小ワザ。例えば、仕事終わりにお気に入りのカフェに寄って好きなドリンクを飲みながらノートを書き込み、完成してから帰宅するなどの方法です。帰宅してしまうと一気にプライベートモードに入ってしまうので、なるべくなら帰宅する前にご褒美とワンセットでノートの書き込みをしてしまうと習慣として続けやすくなります。

節約したい子やダイエット中の子であれば「ノートが終わるまで精算しない」と自分にルールを課すのもご褒美効果があるのでオススメですよ!

定期的に目を通さないと意味がない

手帳は備忘録としての目的を持っていますが、お客様ノートは定期的に振り返ってこそ最大限の効果を発揮するアイテムです。

毎日の記入後にアーカイブを振り返るのが理想ですが、最低限として指名や予約が入っている日だけでも目を通すようにしましょう。

細かく書かないとメモしても分からなくなる

情報はできるだけ細かく書くことで有益になります。単に「焼酎を飲んでいた」と書くよりも「芋の水割りを3杯飲んでいた」、と書いているほうが情報としては利用しやすいですよね。

<例>
「ベッドとマットした」⇒「90分コースでベッド1発マット不発、時間ギリギリ」
「ブランデーが好き」⇒「ブランデーやワインなどの洋酒が好き。特に銘柄〇〇が好み」
「顔に2こ目立つホクロあり」⇒「口元に1つ頬に1つ、目立つホクロあり」
「オイルマッサージが好き」⇒「オイル好み。鼠径部が性感帯。くすぐったがりで脇NG」

ざっくりと書くと後から見返した時に「役に立たない」とならないためにも、できるだけ細かな情報も拾って書く必要があります。

お客様ノートを続けるための神アプリ3選

手書きのノートや手帳は書くことによって記憶の定着に繋がりやすいという科学的なデータがあるそうですが、面倒臭さや持ち運びの不便を考えるとスマホを利用したお客様ノートもオススメです。

最近ではお客様ノートとして整理整頓しやすいアプリも増えてきているので利用してみると長続きするかもしれませんね!

おすすめ顧客管理アプリ:キャバ帳

キャバ帳はその日の売り上げやお客様のカルテ、指名数などのお仕事での情報を一括管理できるアプリです。手帳のようnカレンダー形式で見やすく、写真をアップロードすることもできるため四角的に使いやすい・見やすいのが人気の理由。

ドリンク本数や総セット数も管理できるので、キャバクラやガールズバー勤務の子にはピッタリのアプリではないでしょうか。

おすすめ顧客管理アプリ:お水簿

表で分かりやすくデータをまとめて見たいという女の子にオススメなのが「お水簿」というAndroidアプリです。

デバイスはAndroidと限られるものの、ひとりのお客様の情報を分かりやすくまとめている一覧表は探し出したい情報をいち早く見つけるのに優れています。

おすすめ顧客管理アプリ:顧客管理ルミナスダイアリー

お客様の情報管理はもちろん、売り上げや成績をグラフで分かりやすく比較することができるiOS向けアプリです。カレンダー機能やお客様の詳細情報の管理はもちろん、データの消失対策としてバックアップ機能があるので機種変更後にもデータを簡単に引き次ぐことができます。

歩合計算に対応していないのがネックですが、appleストア内でも人気の顧客管理アプリなので、今後のアップデート次第では使いやすさが向上するかもしれません。

まとめ

今のご時世、「情報に価値がある」と言われる世の中ですが、キャバクラや風俗などの接客業では情報の収集管理は売り上げやスキルアップに必須ともいうべき大きな武器となってくれます。

あなただけのお客様ノートを作って、満足度や指名率の向上に役立ててみてはいかがですか?